☆9月5日(水)晴れ

マルチに種を蒔くために穴を開けました!
ガスバーナーのマルチ穴あけ機を購入して初めて使用しましたが、とっても綺麗に簡単に穴あけができます。
ほらね…
この穴にふた粒。
腰を曲げ、黙々と種を蒔くんだ。
結構つらい仕事だが、僕一人でも1日、5列くらい5日間の仕事かな、先ずは自分で行うことが大切だよ。
作業の要領をちゃんと掴んで、人に伝える事が大切なんだ。
“そらふね”のみなさんに手伝ってもらう為にね。
この場所の種まきは、9月20日前後で終えれば良いので、それまでに僕は次の圃場30aの準備をするんだよ。
最終の播種は、10月の終わりまで続くんだ。
まぁ一人で、コウベを下げ黙々と種を撒いているとね、色々な事が頭をよぎる…
坊主達が、盆休み帰省して来た時の事…
兄は、建築で東京、弟は、機械で福岡。
それぞれ進む道は、違うが世間の厳しさに晒されて幾分頼もしくなった。
二人共、大学生の頃とは変わっていた…
他人の街の風景や、祭りにも馴染みそれぞれ新しい友達も出来たようだ。
僕の真っ黒な姿を見て二人は、なんでまた農業を拡げるの?って聞かれた。
お前達が、都会で自分の田舎を誇りに思えるようにや。
お前達に、家族が出来て自分の田舎を自慢出来るようにや。

自宅の裏から望む風景を見てここがお前らの故郷や、帰ってこんでもええけど、忘れたらあかんよって伝えた。
お前達のように、出て行く人間ばかりだからね田舎は…
農業しか無いんよ。
都会から見て魅力的にならないと、若者が集まらんやろ。
田舎に、いくら都会の流行りや雰囲気持ち込んだって、そんなもんただのまやかしや本物には勝てん。
本当の魅力を都会のみんなに伝えるには、ここは農業しかないと僕は思っている。
はっきり言うが、お前達兄弟の為などでは無い。
お前達は、お前達の人生を歩めば良い。
ここに帰る必要は全く無い。
お前達は、農業に夢を見無いからね。
農業を夢見る、都会で生まれ育った若者達が、事を起こせるように、田舎には新たな血が必要なんだ。
都会で夢敗れた、輩ばかり戻って来ても良くはならんわ。
田舎にも夢と希望が必要なんだわ。
お前達の夢と希望を都会が受け入れてくれたように、田舎も農業という職業で、都会の若者を受け入れねばならないと思っているんだ。
農業を夢見る若者に、自信を持って声をかけれるようになりたいんだ。
僕は農業を始めようと、1997年に意を決して、名古屋を捨て鹿児島に来たんだ。
銭金やあらへん僕は、最後は百姓で死にたいんや。
これは俺の夢や。
と話したのを思い出した。
何故、アトスフーズが、一体となって薩摩きらら農園の運営を始めたかは、僕の中にこんな想いがあったのと、新しい風を農業に吹き込まなあかんとの思いですな。
体力あるうちにね…
やっぱ男は、ガッツがないとあかん!で…
あぁ〜腰痛ったいわ…